2023年10月15日 / 最終更新日時 : 2024年1月4日 yoshimori-toda ショートエッセイ 第12回 高知国際版画トリエンナーレ展鑑賞記 第12回 高知国際版画トリエンナーレ展 オープニングセレモニーに出席した。少し早めに館内に入り、展示作品を鑑賞しながら会場を回ったのだが、目に入る1点1点の作品がどれも素晴らしい。完成度の高さ、卓越した技術、創意工夫、そ […]
2023年8月29日 / 最終更新日時 : 2023年9月29日 yoshimori-toda ショートエッセイ 人はなぜ絵を描くのでしょう。「自己保存欲」編 Some of these days. Y0u’ll miss honey. この英文を語学に堪能なあなたはどう翻訳するのだろう。 私達は誰でも永遠に生きることはできません。いつか死ぬことは子供でも知っ […]
2023年6月11日 / 最終更新日時 : 2023年6月30日 yoshimori-toda ショートエッセイ 館林美術館、企画展鑑賞記。 6月3日、群馬県立館林美術館で開催されている企画展「夢と自然の探究者たち」を観てきた。群馬在住の知人のご主人は、高名なアーチストで館林美術館にも何点か作品が保管されていて、今回の企画展ではその作品が展示されることになり、 […]
2022年8月7日 / 最終更新日時 : 2022年12月29日 yoshimori-toda ショートエッセイ 人はなぜ絵を描くのでしょう?映画「冬の華」編 昭和53年(1978年)公開の映画「冬の華」は、高倉健主演のやくざ映画です。やくざ映画のスタイルを借りた一人の寡黙な男の生きざまが物語になっています。クロード・チアリの哀愁を感じさせるギターが映画全体に使われていますが、 […]
2022年2月8日 / 最終更新日時 : 2022年2月8日 yoshimori-toda ショートエッセイ 熊谷守一の遊びについて ある本を読んでいて嬉しい言葉を見つけました。それは、画家・熊谷守一のこんな言葉です。「わたしは好きで絵を描いているのではないんです。絵を描くより遊んでいるのが一番たのしいんです。石ころ一つ、紙くず一つでも見ていると、まっ […]
2020年9月17日 / 最終更新日時 : 2020年11月8日 yoshimori-toda ショートエッセイ 人はなぜ絵を描くのでしょう?(夏目漱石編) 「智に働けば角が立つ。情に棹させば流される。意地を通せば窮屈だ。兎角に人の世は住みにくい。」ご存じ、夏目漱石の小説「草枕」の冒頭の文章です。少々ネガティブな文章ですが、まったくその通りと共感する方が多いのではないでしょう […]
2020年3月7日 / 最終更新日時 : 2020年3月8日 yoshimori-toda ショートエッセイ 人はなぜ絵を描くのでしょう?(洞窟編) 現存している絵画で、最古とされるのが洞窟画です。南フランスのラスコーの洞窟、コスケールの洞窟、ショーベの洞窟やスペインのアルタミラの洞窟などが有名です。ざっくり2万年前から3万年前の私たちの先祖が描いた絵が残っています。 […]
2019年10月20日 / 最終更新日時 : 2020年3月8日 yoshimori-toda ショートエッセイ 芸術は美しいものばかりではない。 イギリスの詩人、ハーバード・リード 「芸術は必ずしも美ではない」 「芸術は過去においても現在においても、しばしば美しいものではない」 画家、フランシス・ベーコン 「芸術はその均斉の中に、どこか奇異なものがなければならない […]
2019年8月29日 / 最終更新日時 : 2020年3月8日 yoshimori-toda ショートエッセイ 芸術って何、文豪たちの言葉 芥川賞作家、村田喜代子 「絵画の襲撃は理屈抜き。理不尽に襲いかかる、1回きりの網膜への事件なのである」 芥川賞作家、開高健 「絵画の感動のきっかけは、最初の一瞥にある」 イギリスの詩人、ハーバード・リード 「芸術は必ずし […]
2019年3月9日 / 最終更新日時 : 2020年3月8日 yoshimori-toda ショートエッセイ 版画家は画家。 私は版画家ですが、それ以前に画家でなければならないと考えています。当たり前のことと思うかもしれませんが私のような怠け者の版画家は、意外と絵を描かないのです。簡単なラフスケッチを元に制作にとりかかり、作品を完成させるのです […]