版画の新作をギャラリーに掲載

2024年新年早々元旦に北陸地方で大きな地震があり、大変な幕開けの年となりました。被災された方々には心よりお見舞い申し上げます。一日も早い復興を願うばかりです。
さて、私の正月は、正月という感覚は全く無く、元旦初日も普段と変わらないいつもながらのルーティンです。
年末も年始も関係なく洞窟(自室)に籠って制作していました。散歩などで外に出た際に目にする光景で初めて正月を知ります。
恋人同士、家族、夫婦や多くの人達が楽しそうに、幸せそうに街中を歩いています。そんな様子を見て、羨ましいなと思う反面、自己嫌悪と言っては大げさですが、自分はいったい何をやっているのだろうという疑問が頭の中をかすめていくのです。
人は誰でも幸福を願い、そうなりたいと努力しているのですが、小さなことで不幸を感じたり不運を感じたりしがちです。
今ある状況の中にもたくさんの幸せがあると思うのですが、なかなか気が付かないのかもしれません。
版画制作に幸福感は有りませんが、考えてみれば制作できる事自体幸せな事なのかもしれません。

今回掲載した作品の「集う」は、祈る行為の原点をイメージしたものです。
「幸せになりたい」以前の「生きること自体」を祈る。特定の宗教とは関係なく、宗教が発生する以前の祈る行為をイメージしました。
とりあえずそんな訳で正月から3月までの作品をギャラリーに掲載しましたので是非ご高覧下さい。
クリック➡上部【ギャラリー】

(本文と写真は関係ありません)

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