木版画の新作をギャラリーに掲載

2025年10月~12月までの木版画新作をギャラリーに掲載しました。
是非、ギャラリーをクリックしてご高覧下さい。
この記事を書いているのが12月中旬ですので、今年も僅か20日間ほどです。1年が早いですね。
年末は年賀状の制作もあり、本来の作品の制作時間が取られます。
師走とはよく言ったもので、私も気ばかり急いてしまい落ち着かない時期です。
さて、今回掲載した作品「集う人たち」と「集う人たち・恩寵」を比べて見て頂きたいと思います。
実は、ほぼ同じ作品です。
今回初めての試みなのですが、完成させた作品「集う人たち」の版木の一部を彫り進め、別の版として使用し、新たに版を追加し完成させた作品が「集う人たち・恩寵」です。
従って、「集う人たち」は摺り増しが出来ません。最初に摺った、4枚が限定枚数になります。
今回の試みで得たものは多く、その事をもっと整理して、今後の制作に活かしていきたいと考えています。
版画の最初の仕事は、絵を描くことから始まります。
その際、原画を描き進めていく段階で私は、足算と引算を繰り返します。
ここは不要と引算をし、ここには何か必要と足算をしたり、原画では何度でも繰り返せますが、それを今回、版画制作の過程で行ってみたわけです。版木は彫ってしまえば後戻りできません。
今回、そんな制作過程から何かを得たような気がします。

記事と写真は関係ありません。

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